2018年1月24日水曜日

1月24日(水)の給食

【学校給食週間】 【昭和時代後期の給食再現】
コッペパン、いちごジャム、牛乳、鯨のケチャップ煮、フレンチサラダ、冬野菜のクリームスープ  849kcal
1月24日~1月30日は『全国学校給食週間』です。
そして、1月24日は『学校給食記念日』です。

 日本の学校給食は、明治22年に始まって以来、各地に広がっていきましたが、戦争の影響などによって中断されました。
 戦後、食糧難による児童の栄養状態の悪化を背景に学校給食の再開を求める国民の声が高まるようになり、昭和21年6月に米国のLARA(アジア救済公認団体)から、給食用物資の寄贈を受けて、昭和22年1月から学校給食が再開されました。
 同年12月24日に、東京都内の小学校でLARAからの給食用物資の贈呈式が行われ、それ以来、この日を「学校給食記念日」とされたそうです。昭和25年度から、学校給食による教育効果を促進する観点から、冬休みと重ならない1月24日から1月30日までの1週間を「学校給食週間」と定められたのだそうです。

 飽食の時代となった現代では、子どもたちの食生活を取り巻く環境が大きく変化し、偏った栄養摂取、肥満傾向など、健康状態について懸念される点が多く見られ、学校給食は子供たちが食に関する正しい知識と望ましい食習慣を身に付けるための生きた教材として重要な役割を果たしています😊

 今日は、1年ぶりに『鯨』が給食に登場しました🐳
 学校給食週間中に実施する昭和時代後期の給食再現献立で登場する「鯨のケチャップ煮」を心待ちにしていた生徒もいたようです😊
 今では捕鯨も制限され、とてもとても貴重な鯨肉ですが、昭和時代は捕鯨が盛んに行われていて、牛肉よりも安い価格で流通していて、家庭でも学校給食でも、よく鯨料理が登場していたそうです。
 日本は、海に囲まれた島国であり、縄文時代から海の幸のひとつである鯨を重要な資源として活用し、頭の先から尾まで無駄なく食用にされてきました。その中で鯨に対する信仰が生まれ、唄や踊り、伝統工芸や食文化など、数多くの鯨文化が現在まで伝承されています。
 栄養面では高たんぱく・低脂肪・低カロリーな赤肉に注目。鉄分の含有量も多いんですよ。抗疲労機能を持つバレニンというアミノ酸が大量に含まれていることもわかり、健康食材としても期待されているそうです。
 今日の給食を通して、子どもたちへ日本の鯨食の文化を少しですが知らせるよい機会になりました。昭和時代の給食を食べてきた先生方は、懐かしがりながら食べていました😊

今日の佐賀県産…パンの小麦粉、鶏肉、鶏骨、大根