2017年3月2日木曜日

3月1日(木)の給食

【 非常食体験献立 】
パンの缶詰(★28年度分の備蓄品)、牛乳、タンドリーチキン、海藻サラダ、クラムチャウダー、フルーツ杏仁(★28年度分の備蓄品)
本校では非常時に備えて非常食を備蓄する取り組みを行っており、これは毎年更新するため、今年度1年間備蓄しておいた非常食を本日の給食で「非常食体験給食」として提供しました。

今年度本校で非常食用として備蓄していた食品を紹介します。
 ★缶入りソフトパン……『パンの缶詰』2種(オレンジ味、ミルククリーム味)
 ★シロップ漬けの缶詰…『さがみかん缶』『黄桃缶』『パイン缶』『杏仁豆腐缶』

パンの缶詰1缶に100gのパンが入っているのですが、エネルギーは360kcalもあります。いつものごはんやパンのエネルギー量に近づけるために、小学部児童と女子生徒、女性職員は1/2カットした物を配布しました。
1人1缶は、対象者によってはカロリーオーバーになってしまうことと、缶詰の切り口やフタでけがしたり、させたりする恐れがあることから、『開缶→紙剥ぎ→カット→袋づめ』までを給食室で行いました。

 子どもたちや、先生たちは、まずパンを手に取った瞬間、ふわふわなことに驚いていました。
 食堂では、配膳台にパンの缶詰の実物を展示して紹介したり、給食放送の時に栄養教諭が実際に缶詰を開けて見せて、中身がどんな風になっているのかを紹介したりしました。
 缶詰を開けたらパンが膨らむんじゃないかと想像していた子どもたちも多かったようで、缶詰の形のまま紙に包まれた状態のパンが出てきた時は驚いた様子でした。 
 食後は「柔らかくておいしかった!」「しっとりしていて食べやすかった!」「甘くておいしい!」「このパンはきっと腹持ちもいいよね!」「こんなにおいしいなら家にも備蓄しておきたいな!値段はいくらくらい?」などなど、たくさんの感想や質問をいただき、とても好評でした♪ みんな、パンの缶詰がおいしいことにとても驚いていたようです!


  来年度用の非常用備蓄品は、PTA会計より予算をいただき『救給カレー(スプーン付き)』を購入しました。
 平成23年3月11日の東日本大震災の際に学校給食施設の使用不能や食糧不足、道路寸断などによる輸送不能により、学校給食の提供が不可能になったことを教訓に、電気・ガス・水道が途絶えた中で救援物資が届くまでの「いのちをつなぐ」非常食として開発されたレトルトカレーです 非常時でも通常の食事に近いものを食べてもらいたいという願いを込めお米を主体とし、さらにアレルギー特定原材料など27品目を排除した製品です。ごはんとカレールウを混ぜ合わせた状態でレトルトパックされています。
 今年度11月に実施した保護者参加の給食試食会の懇談会の時に、参加された保護者の皆様には実際に試食をしていただきました。これなら、子どもたちも自分で開封してそのまま食べることができるということで『救給カレー』に決まりました。あたためずにそのまま食べられ、スプーン付きで容器はそのまま食器として活用できること、缶詰のようにかさばらずに片付けられることなども評価いただいた点です。
 また、非常食を食べるという貴重な体験も、子どもたちにはとても大切なことなので、来年度末(3月)にも「非常食体験給食」を是非行ってほしいとの声もいただきました。
 『救給カレー』の他にも、今年度のようにフルーツ缶詰等も備蓄する予定です。

今日の佐賀県産…鶏肉、鶏骨、みかん缶詰、きゅうり、パセリ

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